えんぴつ削り

例の事件が報道された時、ウチの母は「カッターなんてみんなもってるよねぇ」とつぶやきました。その言葉にいささか違和感を覚えつつ、ウチの母は超天然ボケボケさんなので、きっと彫刻刀と間違えてるんだろうと勝手に納得し、曖昧なまま流したワケです。
数日後。私と父に向かって同じ台詞をはく母。ニュースの「何でカッターなんて持ってたんだ」っつ〜論調に心底納得できないって感じの母。意を決して間違いを正す私。「あ〜、彫刻刀なら持ってるかもだけど、カッターはあんまり〜・・」
そしたらね。心底ビックリしたようにこう言ったんですよ、彼女は。「えんぴつは?!えんぴつ削る時どうするの?!」

え〜と。彼女の時間はいつから止まってるんでしょうか?そして、彼女の中で娘は何歳と設定されてるんでしょうか?あ〜確かに、そんなに若くはないけど〜。少なくとも私の時は携帯用えんぴつ削りが登場してた。さらにシャープペンが登場してたんで、えんぴつ削るって行為が稀だったんだけどなぁ。てか、彼女の中でえんぴつ削りの存在が何であんなにきれいさっぱり消えてるんだろう。あなどれん・・。

ついでに彼女は「今は学校でシャープペン使ってもいいって本当?えんぴつ使わなくていいって本当?!」とか言ってたんだけど。今っていうか、何十年も前からシャープペンは市民権を得ているような・・。えんぴつはマークシート塗る時ぐらいしか使わないような・・。