負けました

数ヶ月前、都内某所にて。
約束の場所に現れない友人に電話したら、明らかに今この電話で起きましたな態度だったので心優しい私はわかったと、無理するなと、そのまま寝てるがいいさと。そう伝え、前々から作ろう作ろうと思いつつ*1機会がなかったメガネを新調するため、メガネ屋さんに直行したのです。
ものっそ混雑するメガネ店で検査やらなにやらすること約1時間。レンズ度数の話になりまして。

--今のメガネと同じ度数でかまわないんですけど。
--それだとメガネ掛けても0.4しかありませんよ?
--いやいや、そんなはず……
--ありませんよ?

おかしい。メガネ掛けたら1.0になるはずなのにおかしい。時々、ものっそ時々メガネ着用時でも「見えづらい…?」って思うことはあったけどそれにしたって。1.0から0.4の変化に全く気付かないってコトはないはず、だと思うわけさ!
ま、その時は、店員さんを相当疑いつつも結局勢いに負けて度数を上げてもらったのですが。それが数ヶ月前。

んで本日。健康診断がありまして。数ヶ月前の真実を今日こそ暴こうと。メガネ着用で視力検査してもらって、本当に、ほんと〜にメガネ有りで0.4なのか調べてやろうと。去年の視力検査時に「裸眼とメガネ、どっちで計りますか?両方でもいいですよ〜」って言ってくれた(記憶がある)し。数ヶ月の時を経て、ついに真実が明かされる日がきましたよ。

メガネ片手にのりっのりで視力検査へ。

--コンタクトですか?
--違います〜。
--はい、じゃぁ右からいきますね。

あまりにスムーズな流れに「メガネ」って言い出せませんでした。つか、この左手に握り締めたメガネケースに気付いてはくれませんか、そうですか。
すっげ空いていた、つか視力検査は2ヶ所でやっていて、かつ私しかいなかったので言えばやってくれたと思うんですよ、メガネで検査。間違いなくやってくれたと。でもでも、「左いきますね〜」「はい、これで終わりです」「次は●●へ〜」までがスムーズすぎて、立て板に水すぎて、全くもって口をはさめませんでした。はさめなかったよ。敗北感でいっぱいだよ……。
そんなわけで、真相は闇の中です。視力検査後、行く先々で検査結果記入する人に「…てか、メガネ、持ってるんだよね?」だの「普段はメガネしてるの?」だの言われまくりでした。違うんだ、私はメガネで検査する気満々だったんだよ…。つか、みんなしてこの左手に握り締めたメガネケースは見えないのですか、そうですか。そうなんだね…。


ついでに。ここまでの話とは全然関係ないのですが。友人が私との待ち合わせに現れなかった理由が「朝まで飲んでいて起きられなかった」であることを、記録として残しておこうと思います。「昨日も遅くまで仕事だったんだね、大変だね、ゆっくり寝るがいいさ」という、私の素晴らしい心遣いは全く持って無駄だったということを記録として残しておこうと思います。きっと素敵な見返りがいつかあるはずなので。

*1:現在のメガネはフレームが細くて扱いが大変なので。多少荒く使っても大丈夫なフレームのヤツがほしかった。