ヒトそれをハイカイといふ

時は23時過ぎ。母から突然の電話。若干悪い予感を抱きつつ電話に出た私の耳に飛び込んできた第一声は「ちょっと知恵を拝借したいんですけど」でした。
曰く、「スーパーの先に駅があって、線路を渡った先にあるコンビニってどこ?」と。
そりゃたしかに、市内8割のコンビニを熟知していると自負してますが。コンビニ大好きっ子ですが。こんな夜中になに?って話ですよ。
とりあえず思い当たるコンビニの場所等々を語ったら、「わかった!じゃ!」とあっさりさっくり電話を切られたデスよ。
……。なに?


30分後。再び鳴り響く携帯。お伺いしたい事があります!の声。再びヒントを与えられて場所を推測する私。てか、何のクイズだこれ。

詳細を聞いたら、飲んだ父を迎えに行ったら待ち合わせ場所から勝手に移動したうえ現在地がわからず断片的な情報しか伝えてこない(酔っ払い!)ので母まで路頭に迷い助けを求めた先が私だったらしく。
……。父…。それはもう徘徊といふ……。
恐ろしいのは記憶が全く無いってことでしょうかねぇ…。事故にだけ気をつけてくれればいいんだけど。お酒を甘いものに置き換えると「止めて」どころか「控えて」すらも言えない乙女心。程ほどって大切ですね!