既視感 その2

重い扉を開けたその先に、待っていたのは下極上を企み悪さをしていたボス猫モンスター。襲われる形でバトルスタートです。

普段は酒場で雇ったサポートさん引き連れて1人旅の私。僧侶一人旅は格下の敵と戦うのが基本(だと思っているです)。僧侶だけどサポートさんと一緒に前衛ばりに戦って。余裕があるので回復もそこまで急がなくても問題なくて。敵にダメージを与えるとMPが少し回復するスティック装備なので、MP切れもほとんどなくて。そんな戦い方が身に付いちゃってるわけです。

が、明らかに格上との戦いは何もかもが違う。

敵の1撃が重いので、前衛さんたちのHPがどんどん削られていくし。いつものんびり回復なので、操作にも手間取るし。MP切れそうと思って攻撃に参加しても、相手が強すぎてダメージを与えられないし。ダメージを与えられないと私のMP回復しないし。ないより、攻撃に参加してたら回復が間に合わないし。スティック攻撃でのMP回復を諦めて道具で回復しようにも、回復に忙しくて道具を使うタイミングが無いし。とにかく何もかもが違いすぎて、お気楽僧侶ひとりパニック!です。


とにかく敵から離れて、前衛さんのHPを凝視。先読みして回復…なんて高等技はできないので、危なそうな人を片っ端から回復。みんなが危なそうな時はAIのサポートさんを後回しにして、声を掛けてくれた戦士さんを優先して回復して…。

勝てる気配が全く見えないまま必死に回復。途中MPが底を突いて、道具を使うのに手間取ってたら戦士さんがMPを回復してくれて…。明らかに回復の順序を間違えたり、状況も正確には分らなくて。経験不足をひしひしと感じながら、とにかく必死デス。

いつ終わるともしれない時間を、とにかく前衛さんのHPを気にしながら回復。ふと気づいたら私のHPが真っ赤で。自分を回復しようと慌てて魔法を唱え始めたら、私に1撃加えようとしているボスの姿が見えて。間に合わない、無理だ…!と目を閉じると同時に崩れ落ちるボス猫。

奇跡の全員無事生還、デス。

正直、この時自分がどんな動きをしていたかは全く覚えてなかったりします。とにかく回復しなきゃ!ってのと、自分の身も守らなきゃ!(コレでも回復の要だったので)てのだけを考えて、後はただただ必死。戦士さんがあれこれ立ち回ってくれなかったら、絶対勝てなかった。私だけでは無理だった。

「強かったー」「ぎりぎりだったー」なんて語り合いながら帰路へ。準備不足の経験不足な私に文句一つ言わず一緒に戦ってくれた戦士さんに本当に感謝です。だって後から見たら、戦士さんレベル36とかだったし。私28で、多分サポート僧侶を雇った方が、戦士さん的には楽だったんじゃ…て感じだったし。本来はレベルの低さをAIより賢い(中の人)判断でカバー!…なんだろうけど、私の動きは明らかにAIより劣ってた気がするし。ホント、感謝感謝です。

その後は相変わらずサポートさんを雇って一人旅の私だけど、またどこかで誰かと出会えたらいいな〜と思うのデシタ。


余談ですが。なんだかFF11を思い出した1日でした。即席PTでみんなで頑張った事あったよな〜って。試行錯誤しながら頑張るのってやっぱり楽しいなって。攻略情報がいっぱい出てるからその通りにやる人も多いけど、私はできるだけまっさらな状態で、できれば試行錯誤な人と出会って一つずつ乗り越えるような、そんな風に楽しんでいきたいなと思うのでした。