映像美

ゲーム性>映像美は本末転倒ってのはつまり、
映画のようなゲームは好みではないというか、
映画のようなゲームばかり溢れることにいちゲーム好きとしては
危機感を抱いてしまうというか。


私がDQ派なのは、プレイヤーが関与する余地が残されているからで。
DQは主人公が比較的無個性で、だからプレイヤーがその世界に関与できるのよね。
主人公=プレイヤーが作り出したキャラ、って事ができる。
ゲームだからクリアまでの道筋は当然あるんだけど、その中で比較的自由に
プレイヤー毎に物語を楽しむ余地があるのがDQって感じ。


FFは主人公を含めたキャラの位置付け、性格付けがはっきり、きっちりしていて、
ゲームキャラが決まった道筋を辿っていくのを見守るって感覚が強い。
FF6からプレイした私が6が一番良かったって思うのは、
物語に関与できる余地があったからで。
6はまだキャラたちが比較的無個性だった。
だから、自分で物語を構築していく、想像していく楽しみがあった。


はてしない物語」を読んで
幼心にあんな冒険してみたいなぁ〜と思っていた私の目の前に現れたのがRPGゲームで、
本を読むよりはリアルに冒険を体感できる、そんなところにはまった私としては、
与えられすぎるのはイマイチなんだよね。
ある程度は想像で補わせてほしいし、その方が楽しい。
想像は無限だし規制もないから
映像が想像に勝つ事は難しいんじゃないかな〜とか思うし。
映像美を重要視していると映画や本にとって代わられる気がして、
いちプレイヤーとしては危機感を抱くのです。
ゲームだからこそ良い!って部分を大事にしてほしいなぁと。
映像美はゲームだからこそ!って部分とは違うんじゃないかなぁと。


そんな部分を集約した発言が、
いっこ前の「FF12にはイマイチ興味がわきません」だったりするのです。
集約しすぎですな。


まぁ、なんだかんだ言ってもFF10はキャラが魅力的で楽しめたし。
て考えると、12は私的にキャラがイマイチってだけなのかも。
FFシリーズは何か違う、って思ってるのは事実なんですが。